Fair Trade

◆フェアトレード(FT)って?◆

コーヒー、カカオをはじめとする農作物の生産者と “適正な価格”で“長期的な取引”をすることにより、生産者が安定した収入を得ることができるようにしよう、という取り組みです。

 

みなさんも、テレビの特番や、中学・高校の授業で、「南北問題」「所得格差」「労働者の人権が守られていない」等、見聞きしたことがあると思います。それらの問題を解決する方法の1つとして注目されているのがこの「フェアトレード」という仕組みです。

 

◆フェアトレードの仕組み◆

 ・仲介業者を減らす

仲介業者の数を減らし、生産者の取り分を多くすることで労働環境の改善、生活水準の向上を目指します。

・お金を"稼ぐ"仕組みをつくる。

寄付金のようなお金を「与える」だけの支援のシステムではなく、生産者が自立してお金を「稼ぐ」ことができるシステムの構築を目指します。資金面での支援だけでなく、技術や知識面でも支援することで、仕事の創出・立て直しを行い、将来的には支援に頼らず生活してゆける仕組みを作ることを最終的な目的としています。

 

・「プレミアム」

生産者組合および、地域社会における経済・社会・環境保全の発展の為に使われる支援金です。品物の代金とは別途に支払われるお金です。このプレミアムを「何に使うか?※」は生産者組合の合議で決められます。

(※例:パソコンの購入、機器の購入、学校の設立、道路整備、…など主に設備投資に使われています)

 

・お買物から国際協力!

私たちが普段する買い物。そこでフェアトレード商品を選ぶことが、生産者の生活水準向上につながります。身近なところからできる国際協力のカタチです。

◆解決策としての「フェアトレード」 ◆

貧困、水不足、環境破壊、児童労働…など、開発途上国の発展にはさまざまな大きな問題があります。これらの問題を解決するうえで、「フェアトレード」はどう役に立っているのでしょうか?

 

・生産者が自由にお金が使える

生産者の取り分を増やすということは、自由裁量で使えるお金が増える、ということです。そのお金を使って生活環境の改善や、子どもを学校に通わせたりすることができます。

・地域社会の発展

生産者組合や村の資金が増えることで、水道・道路・教育・医療など地域社会の発展も見込めます。

・環境保全の取り組み

大規模農園における農薬の過剰投入などを止め、商品の品質・人間の健康・環境に配慮した生産活動をめざしています。

継続は力なり ―。

「生産者」に配慮したものづくり。これがフェアトレードの理念ですが、買う人にとっても"イイもの"を提供し続けなければ、生産活動を続けてゆくことはできません。

品質へのこだわり、買い手の集まる商品を作る、など事業を行ううえで考えなくてはならないこともあります。これらのことをおろそかにして、販売不振にあえいだり、事業が潰れてしまったりしては、一過性のもので終わってしまいます。単なる"ブーム"で終わらせないためにも、長期的な視野で活動してゆく必要があります。

 また、見方を変えて、フェアトレードを生産者支援という手段ではなく、「生産者」と「消費者」がお互いにプラスになる関係を築く手段(ビジネス)と見たとき、

「フェアトレードを事業として継続してゆけるか。」という点が今後、問われてゆくのではないでしょうか。